匿名化した電子カルテのアセスメントおよびプラン記述に記載された日本語自然文を、計算機処理が可能で人間にも理解できる記述に正規化変換するためのアルゴリズムを設計し,その能力を検証した。構文解析とテキストマイニングを用いて自然文を構文が適正で文意に曖昧性がない正規化文に変換し、自然文文例と正規化文文例からなるパラレルコーパス(対比文例集)を構築して自然文を正規化変換するアルゴリズムを用いることで自然文の約95%の正規化変換が可能となった。また、アルゴリズムを改変することで「教師あり」機械学習への導入が可能となり、機械学習を用いた解析精度の向上に資する可能性が示された。
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