再生可能エネルギーを含む多様なエネルギー源を活用して、安定した電力需給均衡を達成するための電力市場メカニズムを設計するために、エージェントと人間がプレイヤーとして参加するエージェントベースゲーミングを提案し、開発を行った。自律的に意思決定する電力需要家(消費者)エージェントと、電力供給者としての人間プレイヤーが投資意思決定行動を行い、それらの意思決定データを分析することで、メカニズムの検証を行った。その結果、消費者のエネルギー志向が、電力供給者の発電投資に大きな影響を与えること、また電力供給者の原子力エネルギーへのリスク認知が高くないことなどが見出された。
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