研究成果の概要 |
モランに基づくグローバル,ローカルな空間的自己相関による特許出願・登録の空間的偏在性を用いた技術集積の定量的評価を行った.特にバイオ分野に絞り分析した.その結果,『特許出願ベース』では,三大都市圏以外の地方都市レベルでも市町村をまたぐ横断型クラスター形成,大学医学部等の学術機関が中核である可能性,既にクラスターが形成される地域は固定化しつつあり深化傾向にあることなどが分析できた. また,“特許登録ベース”では三大都市圏以外の地方都市レベルで地域横断型クラスターや局所型クラスターが形成がより明確に示された.基礎として特許分析や,空間的構造のモデルとしてのネットワークシステム解析の研究も行った.
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