本研究では、今後増加すると想定される写真アーカイブをより客観的な観点から調査分析することが可能なデータを集約し「リサーチプロファイル」として継承していくモデルを示すことができた。また、これまではあまり焦点の当てられなかった写真の来歴情報や、目録化に際して参考とした証言者のインタビューや専門家の議論の過程、さらに被写体を計量分析した客観的なデータを体系的に集約してまとめ、学術利用に活用できる資料として公開できる点も明らかにした。またこれらのテキスト、映像、音声、静止画像などのメディアを電子書籍形式で集約し、1つのファイルで閲覧し、より持続的に保存できるフローとモデルを明らかにした。
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