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2016 年度 実績報告書

自律的発展が可能な地域コミュニティを形成するコミュニケーションメディアの構築

研究課題

研究課題/領域番号 26330376
研究機関室蘭工業大学

研究代表者

須藤 秀紹  室蘭工業大学, 工学研究科, 准教授 (90352525)

研究分担者 谷口 忠大  立命館大学, 情報理工学部, 准教授 (80512251)
川上 浩司  京都大学, デザイン学ユニット, 特定教授 (90214600) [辞退]
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワードコミュニケーション / コミュニティ / ソーシャルメディア
研究実績の概要

これまでに開発を進めてきた,インターネット上でイベント開催情報を公開しているビブリオバトルコミュニティ同士を緩やかに結びつけるためのコミュニケーションシステム(RSNSシステム)を実験的に運用し,問題の発見,改良を行った.また,一般運用に向けて,ユーザインタフェースの改良と,コミュニティー情報をオープンデータとして公開するためのテンプレートを作成した.
さらに提案システムのために開発したコミュニティ推奨システムの性能を評価するために実験を行った.実験には,ビブリオバトル普及委員会公式ホームページ(http://www.bibliobattle.jp/)に掲載されている28のコミュニティの中から,十分な量のデータが公開されている11のコミュニティを選び出し,そのデータを利用した.検討の結果,嗜好の類似性を表す指標にはイベントで紹介された書籍のジャンルを用いた.
11個のコミュニティのうち,1つを評価用,他を学習用とし,評価用コミュニティを順番に入れ替えて評価実験を行った.その結果,コミュニティ推奨システムは,比較的高い精度でコミュニティの嗜好を予測できていることがわかった.
このことから,提案システムを用いることで,互いに興味をもつ可能性が高いコミュニティ同士を「推奨する」という手法によって緩やかに結びつけることが可能であることが明らかになった.
これらによって,RSNSを一般に公開して運用する準備が完了した.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)

  • [雑誌論文] A representation model of collaborative design mechanism using Channel Theory2016

    • 著者名/発表者名
      Patchanee Patitad, Hidetsugu Suto
    • 雑誌名

      電気学会論文誌C(電子・情報・システム部門誌)

      巻: 136 ページ: 1149-1154

    • DOI

      10.1541/ieejeiss.136.1149

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 発話中の「間」がプレゼンテーションに対する聴衆の支持に与える影響 -書評ゲーム「ビブリオバトル」の発表音声録音データ分析による考察-2016

    • 著者名/発表者名
      横井 聖宏, 馬場 康輔, 須藤 秀紹, 山路 奈保子
    • 雑誌名

      日本感性工学会論文誌

      巻: 15 ページ: 363-368

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] Designing Engineering Design Workshop for Student with Different Areas of Education2017

    • 著者名/発表者名
      Patchanee PATITAD, Hidetsugu SUTO
    • 学会等名
      ISASE2017
    • 発表場所
      Tokyo, Japan
    • 年月日
      2017-03-20 – 2017-03-21
    • 国際学会
  • [学会発表] Investigation of Team Synergy in Collaborative Design Case study2016

    • 著者名/発表者名
      atchanee Patitad, Hidetsugu Suto
    • 学会等名
      KEER2016
    • 発表場所
      Leeds, UK
    • 年月日
      2016-08-31 – 2016-09-02
    • 国際学会

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公開日: 2018-01-16  

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