地域SNSを始めとするソーシャルメディアにおいて適切かつ有効な意見集約と意思決定を行うためのシミュレーションフレームワークを構築することを目的とした。本研究課題は3つのサブテーマによって構成される。第一は災害発生時におけるSNSの利用実態の解明である。東日本大震災を事例としてSNS上の重要アカウントの発見をおこなった。第二はソーシャルメディア上の世論形成メカニズムの解明である。原発問題を事例にソーシャルメディア上で世論が曲化する過程を沈黙の螺旋モデルを用いて解明した。第三はコミュニティにおける向社会的行動を促進する規範の解明である。間接互恵による協力の進化を進化ゲーム理論の枠組みで分析した。
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