本研究の課題は、小学校児童への図書館教育によって児童がどのような学習効果を得られるかを分析し、その結果をもとに学校図書館の学習支援の方法を理論的に体系化することであった。 公立小学校の協力を得て、小学校における図書館利用教育、情報教育の授業、授業における図書館の利用などの実施または観察をおこなった。これらの研究は、図書館教育や情報教育をカリキュラムに取り入れていく可能性追求には役立ったが、今回図書館教育と情報教育を組み合わせて授業に取り入れていくには至らなかった。しかし、いくつかの課題が明らかになり、今後の方向性の示唆を得ることができた。
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