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2016 年度 実績報告書

アカデミックセカンドランゲージ学習のためのオブジェクトマッシュアップに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 26330395
研究機関北陸先端科学技術大学院大学

研究代表者

長谷川 忍  北陸先端科学技術大学院大学, 情報社会基盤研究センター, 准教授 (30345665)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード知的学習支援システム / 第二外国語学習 / 学習ストラテジ / 学習タクティクス / オブジェクトマッシュアップ
研究実績の概要

平成28年度は,前年度までに開発したプロトタイプの評価実験を行うとともに,システムのユーザビリティ及びセキュリティ評価等,運用に必要不可欠な要素についても評価・改善を行った.具体的には,短期的な評価として,学習者が効果的に言語能力を向上させるための能動的な方策である学習戦略(ストラテジ)と,学習戦略を運用する際に行っている手法やプロセスである学習タクティクス,学習タクティクスの構成要素に対応して実装された支援機能の部品(オブジェクト)を体系化したSTOマップを提示する群と提示しない群に対して,学習者がどの程度オブジェクトを組み合わせて利用できるか(マッシュアップ)を評価した.その結果,STOマップを提示することでマッシュアップの変更が有意に多くなり,より良い組み合わせを学習者が検討できる基盤となることが示唆された.また,中期的な評価として,1週間利用した際の学習傾向を分析した結果,リスニングスキルの向上に一定の効果があることが示唆された.
また,リスニングに関するオブジェクトの開発だけでなく,音声を聞いて即座に復唱するスピーチシャドウイングに関する学習支援オブジェクト(スピーキング)や,言語間の語義の違いを意識して適切な英単語の選択を支援するオブジェクト(ライティング)などといった,英語学習全般を対象とした学習支援オブジェクトを開発し,より幅広い学習に対応したシステムとして拡張した.なお,一部の機能についてはAndroidスマートフォン上でも動作するように実装されており,ユビキタス環境を視野に入れた語学学習支援環境となっている.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)

  • [雑誌論文] Cultivating Listening Skills for Academic English Based on Strategy Object Mashups Approach2016

    • 著者名/発表者名
      Hangyu Li, Hajime Kira, & Shinobu Hasegawa
    • 雑誌名

      IEICE Transaction Information & system

      巻: Vol. E99.D (2016) No. 6 ページ: 1615-1625

    • DOI

      http://doi.org/10.1587/transinf.2015EDP7404

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] Speech Shadowing Support System in Language Learning2017

    • 著者名/発表者名
      Carson Lee & Shinobu Hasegawa
    • 学会等名
      Proc. of The Ninth International Conference on Mobile, Hybrid, and On-line Learning (eLmL2017), pp.51-54
    • 発表場所
      ニース,フランス
    • 年月日
      2017-03-20 – 2017-03-23
    • 国際学会
  • [学会発表] Research & Practice for ICT in Education2016

    • 著者名/発表者名
      Shinobu Hasegawa
    • 学会等名
      Invited Talk in 2nd Workshop of Advanced IT Technologies
    • 発表場所
      ヤンゴン,ミャンマー
    • 年月日
      2016-12-17
    • 国際学会 / 招待講演

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公開日: 2018-01-16  

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