研究課題
本研究では教育現場やミュージアム展示物など教育文化分野において,芸術作品の制作,科学的な事象の観察や実験などを仮想的・拡張的に体験することができるインタラクティブコンテンツの開発を行う.コンピュータグラフィックス(CG)やバーチャルリアリティ(VR),画像処理,センサなどの技術を融合することで,現実の芸術制作技法や表現方法を拡張したり,現実には観察が困難な方法で科学的事象を観察したりすることなどを実現する.平成28年度は,物体に光を当てて生成される実物影とCGによる仮装影とのインタラクションの手法の実用化といけばな展示への応用,障子や吹き戻し笛などの日本伝統文化とデジタル技術を融合したコンテンツの提案,影の内部への映像生成とインタラクション手法の提案,お絵描きからサウンドを生成するシステム「らくがっきー」への機械学習の導入による高性能化,2人で同時に使用することができる運動視差立体視CGシステムの開発,お絵描きからリアルタイムで三次元CGを生成する「不思議なスケッチブック」の拡張,球体へのインタラクティブプロジェクションマッピング,運動視差立体視CGを用いた魚の視覚機能検証システムの開発などの研究を行なった.これらの研究について,論文誌1件,国際会議4件,国内会議10件の発表を行った.
すべて 2017 2016 その他
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (14件) (うち国際学会 4件) 備考 (1件)
情報処理学会論文誌・デジタルコンテンツ
巻: Vol. 5, No. 1 ページ: pp. 1-7
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