研究成果の概要 |
山地河川で地上型レーザスキャニングを用いて河床地形計測をするには,レーザの水面下への入射角を最大にしてより多くの計測点数を確保するためセンサを可能な限り対象地の近くで高く設置すること,点密度を10 mで5 mm間隔となるように設定して計測時間の短縮とデータ処理の効率化を図ること,複数方向から計測して物の影による影響を除くことがデータの精度を向上させる上で重要であることを明らかにした。更に、既存の水面下データの屈折補正方法に改良を加え, 複雑な水面勾配をもつ部分に適用できる補正方法を開発した。本研究により,複雑な微地形を有する山地河川において地上型レーザによる包括的な河床地形計測方法を確立した。
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