脳は他の組織に比べて酸素を多く消費するため、その過程で多くの活性酸素種(ROS)が多く作られ、アルツハイマー病などの病因になることが示唆されていた。本研究ではRNAの酸化損傷とそれを回避する機構について調べた。 酸化RNAに結合するヒトAuf1タンパク質がアポトーシスの誘導に働いているか調べた。Auf1タンパク質が、酸化RNAの分解に働いていることが分かった。Auf1タンパク質がないとアポトーシスが抑えられていること明らかになった。さらに、酵母を用いてROSの排出にGtr1遺伝子が関与していることが明らかになった。
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