研究課題
基盤研究(C)
越境輸送物質を含むPM2.5の健康影響について新しい視点で検討した。その結果、PM2.5の有機成分に発がん性を検出できなかったが、炎症性遺伝子のメチル化状態の変化を検出した。PM2.5は呼吸器症状や呼吸器疾患患者のQOLに強く影響し、その影響に性、年齢、喫煙、BMI, 黄砂を含む気象条件等の要因が関与していた。主に化石燃料由来のPM2.5曝露は、その炎症性作用と物理的特性によって症状増悪を引き起こすと共に、QOLにも影響していることが示唆された。
公衆衛生学