難分解性の過フッ素化化合物である疎水性のPFOならびに親水性のPFOAとPFPrAに対して、200 kHz超音波およびUV254+185による分解を試みた。200 kHz超音波は疎水性のPFOに、UV254+185は親水性のPFOAとPFPrAに効果的に働いた。一方、VOCガスは、2.4 MHz超音波に促進酸化手法を併用して発生させたミスト上において、効果的に分解、無機化された。これら両周波数の効果を発現できる最適周波数を検討し、430 kHz超音波が選択された。この単一周波数において、物性の異なる3種のアルデヒド物質が熱分解とミスト上でのラジカル反応により、効果的に分解されることを確認した。
|