研究課題/領域番号 |
26340092
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然共生システム
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研究機関 | 石川県立大学 |
研究代表者 |
柳井 清治 石川県立大学, 生物資源環境学部, 教授 (20337009)
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連携研究者 |
一恩 英二 石川県立大学, 生物資源環境学部・環境科学科, 教授 (10320912)
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研究協力者 |
荒川 祐亮 石川県立大学, 大学院
Lampman Ralph Yakama Nation Fisheries
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | カワヤツメ / 能登半島 / 生息場 / 幼生 / 減少要因 / ワンド / 河川水温 / 遡上能力 |
研究成果の概要 |
カワヤツメの分布南限域である能登半島において、その減少要因の解明を行った。この地域では2000年以前には11河川で捕獲されていたが、それ以降は2河川しか捕獲されておらず、減少傾向が顕著である。その原因として、幼生が生息する細粒土砂の堆積するワンド地形が河川工事により消失してしまったことが挙げられる。またカワヤツメは29.3℃が上限致死水温であるため、河川水温の低い上流域に遡上させる必要がある。しかし遡上能力が極めて低い(限界遡上能力20㎝)ため、多くの河川構造物により遡上を妨げられている。今後障壁となるこれらの構造物を改良し、河川の連続性を図ることが南限域の本種の保全を図るうえで重要である。
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自由記述の分野 |
流域環境学
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