研究課題
基盤研究(C)
大阪南港野鳥園北池塩性湿地において堆積物表面でのCO2の吸収と排出を調べた。吸収は温度、Chl.a、光量子量と強い関連性があり、排出は温度と地下水位に依存して変化した。排出量の推定では地下水位が重要で、これを考慮しない場合は過大評価されることが判った。湿地全体の吸排出量を試算すると、2014年5-9月の吸収量は約23t、排出量は約14tであり、約9tのCO2が吸収され、高水温期の本湿地はCO2の吸収源として機能していた。
環境学