本研究では、環境発電を活用するためのフレキシブル薄膜二次電池・太陽電池の複合エネルギーデバイスの開発をめざし、以下のような成果が得られた。1) 現有の技術で正極LiMn2O4薄膜と負極Nb2O5薄膜の膜厚さの最適化により、薄膜電池の容量は、約40uAh/cm2まで向上した。新規電解質の開発では、LiSiPOイオン伝導度は、LiPON薄膜と同程度であるが、成膜の時間が約3/4を節約した。2)ZnOナノロードを用いた太陽電池では、僅かに性能向上することが出来た。3)積層技術を利用して複合エネルギーデバイスを製作でき、充放電テスト実験では、太陽電池による薄膜二次電池を充電することができた。
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