水車羽根が河川の水面に浮かんだ状態で回転する浮遊式水車の原理実証を目的として実験的研究に取組んだ。平成28年度は、新たに実験機の設計製作を行った。水車羽根の材質をプラスチックに変更し、回転軸の直径を1.5倍程度、大径化して強度を増大するとともに、浮力体の横幅を20%増加して実験機の浮力を確保した。発電機の磁極数を12極から16極に変更して性能向上を図った。河川実験で得られた発電出力は26~27[W]で、目標値(30[W])を下回った。この要因は、流水条件(流速・流量)が降雨などの自然現象に支配されることが挙げられる。上記は、平成28年11月の国際会議(ICEMS2016)で講演発表を行った。
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