研究課題
基盤研究(C)
無作為抽出などの方法で十数人から数百人規模の参加者を集め,その議論の結果を政策形成に活用するミニ・パプリックス(mini-publics)の手法は,エネルギー政策に関する討論型世論調査や,世界市民会議などの事例にみられるように,環境政策における市民参加の方法として,国レベルや国際的なレベルも含め,一定の有効性が示されてきた。その一方で,議論の結果がどのように活用されるかは政策決定者側の事情に依存せざるをえないという不安定さも抱えている。
環境社会学,科学技術社会論