1.風力・太陽光の大量連系ための連系規則、給電情報開示、系統運用を分析した。ドイツの送電・配電会社は、風力・太陽光電力を、低圧から高圧、特別高圧系統に、上流送電(逆潮流)させ地域間送電する(双方向潮流対応系統運用)。ドイツの風力・太陽光の出力変動と地域間送電、上流送電(逆潮流)には高い相関がある。2.ドイツ送電会社は、風力・太陽光出力予測、上流送電、地域間送電、調整力投入量、再エネ抑制量を15分MW値で開示する(法的開示)。2次調整力と風力予測誤差は弱く相関し、風力大量連系は調整力準備量を拡大させるが、調整力投入量は調整力の地域間融通により合理化できる。
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