本研究では,外部要因によるデザイナー自身の内部手がかり及び外部からの手がかりを活用してアイディアを発案するプロセスを研究範囲とし,多様なアプローチを行った.その結果,アイディアを創造するプロセスで手がかりをより活用できるための条件として,音楽ジャンルと創造されたアイディアとの関係を可視化できた.また,アイディアを展開する前に「笑の刺激」を与えることは,デザイナー自身のポジティブな感情状態に繋がり,その結果より質の高いアイディアを発案する可能性も示唆された.手がかりを直感的により効率よくかつ論理的に活用するための「HNカメラ」アプリケーションを開発した.
|