研究課題/領域番号 |
26350019
|
研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
三上 訓顯 名古屋市立大学, 芸術工学研究科(研究院), 教授 (30291959)
|
研究分担者 |
小川 直茂 岐阜市立女子短期大学, その他部局等, 准教授 (60564119)
|
研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
|
キーワード | 薬剤服用 / 服用忘れ / ユーザービリティ / デザインモデル提案 / 情報デザイン |
研究実績の概要 |
3年度目の期間の2年度目が終了した。現時点での成果は以下の通り。 1.小川直茂, 三上訓顕, 川崎和男: 薬剤服用におけるユーザビリティの最適化デザイン-薬包紙のデザインモデル提案を事例として、日本デザイン学会、デザイン学研究.Vol.68 No2.2013.(審査付き) 2.小川直茂, 三上訓顕,薬剤服用忘れに向けた薬袋の情報デザインに関する研究、日本基礎造形学会論文集2015。.(審査付き) 現在既に薬剤薬局に関するヒアリング調査を完了しており、3編面の審査付きが記述論文を投稿準備中。さらに今後調査を行い4編面の論文を検討中。以上の学術成果をあげており、ほぼ所定の目的の実現に沿って進行している。内容面では、最初の論文が薬剤服用ユーザーに対するヒアリング調査と、その解析により、幾つかの要因を明らかにしており、また2編目の論文で、特に服用忘れの現象に着目した彫塑を行い、この要因について考察した。現在準備中の3編目では、薬剤師に対するヒアリング調査結果の解析から7成分を抽出し、類型化をこころみた。その結果顕著な6タイプの類型を抽出できた。今後はユーザーと薬剤師との解析結果から、最適な医療情報生涯サポートモデルの構築を行い、このモデルに対するユーザーと薬剤師に対するヒアリング長となどの結果を踏まえて検証を進め、最適モデルか化したいと考えている。こうした一連の論文成果を逐次審査付き学術論文として専門家の評価を得ながら公開している。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
これまで対外的な審査付き論文2編、現在投稿準備中1編、さらに執筆投稿予定論文1編を計画しており、所期の成果をあげつつ、順調に進んでいると判断できる。
|
今後の研究の推進方策 |
今後は投稿予定の4編面の論文の執筆に取り掛かる予定である。 そのために各条件の整理とモデル化およびヒアリング調査を予定している。
|
次年度使用額が生じた理由 |
ヒアリング調査費用が、企業側のシステムの効率化により当初予算よりも低減になったため。
|
次年度使用額の使用計画 |
次年度で、薬事システムの海外調査とヒアリング調査回数の追加を予定している。
|