本研究では,製品の使用状況を時間軸で検証し,製品デザインに反映する方法について検討した.時間的な変化を分析することにより,使用状況を反映した製品デザインの評価をすることが目的である.製品の把持力がリアルタイムに計測可能な圧力分布計測・可視化システムを開発した.この計測システムは,製品の持ちやすさ評価の際に用いるだけでなく,製品使用状況のモニタリングや筋骨格シミュレーションモデルとの連携による筋活動量の計算等に用いるとこが期待できる.例えば,産総研が開発しているDhaibaWorksやAnybody Technology社のソフトにデータを取り込み,筋活動シミュレーションへの応用が期待できる.
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