研究課題/領域番号 |
26350053
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研究機関 | 田園調布学園大学 |
研究代表者 |
矢萩 恭子 田園調布学園大学, 大学院人間学研究科, 教授 (60389830)
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研究分担者 |
松田 純子 実践女子大学, 生活科学部, 教授 (10407215)
菊地 知子 お茶の水女子大学, 人間発達教育研究センター, 研究協力員 (30436729)
塩崎 美穂 日本福祉大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (90447574)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 子育て支援 / 保育者養成 / 子育て支援力 / 保育実践力 / 保育の専門性 / 保育学生 / 実習生 / 国際比較 |
研究実績の概要 |
平成28年度は、平成26~27年度の研究成果をまとめ、「子育て支援力」の枠組みおよび構成要素についての検討を実施すると同時に、「子育て支援力」養成の実践的プログラムの開発に資するため、岐阜県、愛知県、石川県にある子育て支援実践の場においてさらなる視察調査を行った。さらに、東北の被災地の中の岩手県下閉伊郡山田町を訪問し、被災当時保育所および併設の子育て支援センターが、地域の子育て支援の場として、町の人々の命をつなぐ働きを行っていた実態について、そして、少しずつ復興住宅が出来始めている現在においても、町の復興をかけた子育て支援実践の場として動き続けている実際について、3つの園においてインタビュー調査を行った。 一方、学会等での成果発表を行いながら、日本保育学会第69回大会(2016年5月)において自主シンポジウム「保育者養成校と子育て支援実践の場をつなぐ―保育者養成校における“子育て支援力”養成について考える―」を企画し、その結果を報告書にまとめた。 この自主シンポジウムでは、子育て支援実践の場から3名の登壇者を招いて、それぞれの施設における保育学生受け入れの現状と受け入れに対する考えを交換し、会場の大勢の参加者(保育の現場、子育て支援実践の現場、養成校教員と参加者は三者三様)とも課題を共有することができた。さらに、本研究期間後の同学会第70回大会(2017年5月)における自主シンポジウム(「大学が行う地域子育て支援実践から保育者養成を考える―多様化する保育・子育て支援の場への対応―」)を計画した。
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