研究課題
基盤研究(C)
芳香族アミンは、発がん性やアレルギー疾患の原因物質として報告されており、芳香族アミンから合成されるアゾ染料の一部の使用が禁止されている。本研究では、安全な着色剤として、グリセリンの酸化反応で得られるグリセリン酸化物を利用した羊毛の濃色着色について検討した。その結果、フェントン反応を利用して得られるグリセリン酸化を利用することによって、反応性の高い還元糖であるグリセルアルデヒドよりも短時間で羊毛を着色することができた。
複合領域