研究課題
基盤研究(C)
食料自給率向上のため、高温障害米の澱粉特性と食品開発について研究した。2009年産及び2010年産の高温障害米澱粉の調理特性(糊化、老化)を示差走査熱量計(DSC)で調べると、その糊化温度や糊化エネルギーは完熟米澱粉とは異なった。高温障害米澱粉の物理化学的特性を改良するため、2010年産乳心白米澱粉を25、48、54℃で各12時間温水処理すると、熱特性が変化した。グルテン、卵、乳を使用せず焼成した米粉パンの比容積は、米粉重量に対する加水比率が130%の時、大きかった。
生活科学・食生活学