研究課題
基盤研究(C)
過去に、Monoglycerol monocaprate(MC10)と加熱下でのカーボネーション処理(CH)の併用により、Bacillus属細菌胞子を効率的に殺菌可能であることを明らかにした。本研究は本知見の深化と利用を目的として行い、以下の3点を明らかにした。1. グリセリン鎖長、脂肪酸鎖長が短いMC10が特にCHの殺菌効果を増加させる。2. 胞子の耐性には胞子形成条件や発芽が関与する。3. MC10とCHの併用処理後に再度加熱処理を行うことにより著しい殺菌効果(5.5桁以上)が得られる。
食品製造工学