メタボリックシンドロームの発症機構に、免疫細胞であるT細胞が根本的な病態をコントロールしていることが報告され、様々な生活習慣病は慢性炎症から生じているという概念が注目されていることから、メタボリックシンドロームの発症に関わるT細胞を介した慢性炎症ターゲットとし、新たなメタボリクシンドロームの発症機構を解明することを試みた。 脂質エネルギー比45%のWestern食による食餌誘導性肥満マウスを用いてエクオールを投与し検討したところ、精巣上体脂肪におけるマクロファージの分化極性がM2優位となること、また、高脂肪食により障害されたインスリンシグナルを改善させることを見出した。
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