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2016 年度 実施状況報告書

メタボリックシンドローム治療に向けたベージュ細胞の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 26350136
研究機関武庫川女子大学

研究代表者

安井 菜穂美  武庫川女子大学, 薬学部, 講師 (70399145)

研究分担者 池田 克巳  武庫川女子大学, 薬学部, 教授 (80273499)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2018-03-31
キーワード肥満 / 脂肪細胞 / トランスジェニックラット
研究実績の概要

メタボリックシンドロームモデルラットSHRSP.ZFは、加齢に伴い、著しい肥満を呈し、ヒトメタボリックシンドロームの病態解明のために有用である。脂肪組織が脂肪組織が炎症や様々な病態に影響を与えることが報告されており、脂肪細胞の機能解析は病態予防治療において重要である。そこで本研究では、脂肪細胞の形態変化がメタボリックシンドローム病態に与える影響をしらべるにあたり有用なトランスジェニックラットの作製を試みることとした。
トランスジェニックラット作成には、脂肪細胞と区的に発現する遺伝子組み換え体の作製が必要である。トランスジェニックラット作製のために脂肪細胞に特異的に発現する遺伝子組み換え体を準備したが、そのサイズが大きく、遺伝子導入が困難であることが明らかとなった。よって、用いる遺伝子領域を変更し、遺伝子組み換え体の作製方法を変更した。よって、新たな導入遺伝子組み換え体を準備し、動物への遺伝子導入を次年度に繰り越して行うこととなった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

トランスジェニックラットに必要な遺伝子組み換え体の作製にあたり、問題が発覚したので作製方法を変更する必要があり、それにより実験は当初の予定よりやや遅れが生じている。今年度、問題を解決し、トランスジェニックラット完成に向けて準備をすすめている。

今後の研究の推進方策

トランスジェニックラット作製の際に、動物への遺伝子導入効率を考え、使用する導入遺伝子の種類を変更し、導入効率が増すと考えられる遺伝子組換え体を新たに作成する。遺伝子組み換え体の準備ができた段階でトランスジェニックラット作製、脂肪細胞の機能解析を行う。

次年度使用額が生じた理由

トランスジェニックラット作製に必要な遺伝子組換え体の作製方法を変更することが必要となり、情報収集やシュミレーション、予備実験等を行っていたため、予定より研究に遅れが生じ、今年度予定していた実験は引き続き次年度に繰り越して行うこととなった。

次年度使用額の使用計画

研究内容の改善すべき点は明らかとなり、新たな方法で遺伝子組換え体の作製をすることとなった。ただし、費用の面では当初より削減もしくは同額で行うことができるよう調整したため、当初の予定通り、次年度に遅れていた実験で使用する。

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公開日: 2018-01-16  

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