研究課題
基盤研究(C)
大豆粉を摂取したラットのうち、スクロース主体の食餌では肝臓の中性脂肪濃度の低下が認められたが、スターチ主体、脂肪主体の食餌ではそのような傾向は見られず、食餌炭水化物の種類や脂質の量は大豆の脂質代謝改善作用に影響することが示唆された。煎り大豆、大豆飲料、蒸し大豆を添加した飼料を用いた試験では、高スターチ、高スクロース、高脂肪食ともに、蒸し大豆を摂取した群で肝臓での胆汁酸合成酵素mRNA発現量上昇や糞便中への胆汁酸排出量の増加が認められた一方、煎り大豆ではこのような作用は小さいことが示された。
食品栄養化学