研究成果の概要 |
電子スピン共鳴分光法により、ヒドロキシラジカル、スーパーオキシドラジカル、アルコキシラジカルなどの活性酸素種に対する捕捉活性を計測した。実験室での合成に成功したラジカル剤CYPMPO(2-(5,5- dimethyl-2-oxo-2λ5-[1,3,2]dioxaphosphinan-2-yl)-2-methyl-3,4-dihydro-2H-pyrrole 1-oxide)は活性酸素種を捕捉し安定な物質を形成、明瞭なESR信号として検出できた。この分析法を食品試料に応用し、得られた捕捉活性値を抗酸化成分含有量、ORAC値、DPPHラジカル捕捉活性値と比較し、食品の機能性を包括的に評価できた。
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