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2016 年度 実績報告書

伝統食の生理機能顕在化とヒトにおける長期的な機能評価法確立のための基盤研究

研究課題

研究課題/領域番号 26350145
研究機関信州大学

研究代表者

横山 忠幸  信州大学, 医学部, 特任准教授 (90592155)

研究分担者 河合 佳子  信州大学, 医学部, 特任教授 (10362112)
前島 大輔  信州大学, 医学部, 特任講師 (20715130)
安嶋 久美子  信州大学, 先鋭領域融合研究群バイオメディカル研究所, 研究員 (70584051) [辞退]
大橋 俊夫  信州大学, 医学部, 特任教授 (80020832)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード食品機能 / 評価システム
研究実績の概要

食品の機能性と安全性は人類の歴史そのものであり、その歴史の中で人類が生体実験をおこなってきたと言っても過言ではない。本研究では日本最古の医学書である「医心方」等の食に関する歴史書に記載された食品や伝統食材などを収集し、機能性評価を行い、得られたエビデンスを活用した機能性食品の開発を目的とした。さらに従来のRCT(ランダム化比較試験)に比べ、食品機能の特異性を考慮した時間軸による健康度解析と疫学的評価を導入した新たな食品機能評価法の開発を目指して研究を実施した。
本研究で、腸管免疫機能と腸リンパとの相互作用を麻酔下動物で評価する方法を確立し、ヒトでのリンパ呼吸法を用いた胸管リンパ流の増強効果の検証を行った。リンパ液はリンパ節を通り静脈に流れ込むため、リンパ液が静脈に流れ込む量が変化すると血液が薄まる度合いが変化すると考えられる。したがってリンパ流量が増加すると血液がリンパ液で希釈されるため、血液中の特定成分の濃度変化が起こると予想した。ヒトによる検証の結果、あおむけになり腹式呼吸をする前と後で、血液中の特定成分の希釈度を比較することにより、リンパ液の流れを評価する方法論の確立につなげることができた。その成果を基に「ヒトのリンパ液の流れの評価方法」として特許出願を行った。今後は得られたヒトでの試験方法を発展させることによって、食品や栄養物摂取後の小腸でのリンパ管への吸収効果をヒトで評価する方法論の確立に期待ができる。

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公開日: 2018-01-16  

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