グルタミン(G)、ポリデキストロース(P)、ラクチュロース(L)とBifidobacterium lungum(B)を各々2%、3.2%、 3%と5%含む飼料を8週間摂取することによりアジュバント関節炎の免疫応答を介した腫脹と骨密度の減少が有意に抑制され、また糞便中のFirmicutes門に対するBacteroidetes門の組成比率の減少も改善された。8週間の煙草喫煙によりアジュバント関節炎の免疫応答を介した腫脹は増大したが、2%G、 1.6%P、 0.48%Lと5%Bを含む飼料の摂取が拮抗した。以上、腸内細菌叢の改善を介したシンバイオテイクスによる関節リウマチの改善の可能性が示唆された。
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