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2016 年度 実績報告書

成人における栄養知識を評価する調査票の開発および妥当性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 26350161
研究機関聖徳大学

研究代表者

池本 真二  聖徳大学, 人間栄養学部, 教授 (10176117)

研究分担者 松本 麻衣  聖徳大学, 人間栄養学部, 助手 (10723661)
研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード栄養知識 / 日本人成人 / 妥当性 / 信頼性 / 調査票
研究実績の概要

日本版の成人の栄養知識を評価する調査票を開発するために、平成28年度は、平成27年度までの研究により開発した「5つの領域(栄養情報に関する理解、食品に含まれる栄養素の理解、食品を選ぶ能力、食事と疾病の関係についての理解、栄養表示を読む能力)で構成される栄養知識を評価する調査票」の構造妥当性及び再テスト信頼性を検討するための調査を、栄養学科の大学4年生97名と同じ大学の栄養学科以外の大学4年生44名を対象に実施し、得られた結果を解析した。
栄養学科の学生は、栄養学科以外の学生より総合点数および各領域の点数が有意に高かったことから、日本人成人の栄養知識を評価する調査票は、構造妥当性を有していることを示した。また、再テスト信頼性を検討するための2回の調査を完遂した76名の大学4年生の結果から、調査票全体および「食品を選ぶ能力」以外の4つの領域の再テスト信頼性を評価するための2回の調査票の得点の相関係数の値はPinnaおよび Wisemanらが報告する再テスト信頼性の評価として十分な値である0.6~0.8の間であった。また、「食品を選ぶ能力」の領域の相関係数は、再テスト信頼性の評価として適度な値である0.4~0.6の間であった。さらに、Vereeckenらにより報告されている再テスト信頼性の評価法である2回のテストの得点のsystematic differenceの評価を、成人版の栄養知識を評価する調査票の評価として初めて導入した結果、systematic differenceは見られなかった。このことから、「日本人成人の栄養知識を評価する調査票」は再テスト信頼性を有していると判断した。
平成26年度からの研究により、「日本人成人の栄養知識を評価する調査票」は、信頼性と妥当性の評価から、日本人成人の栄養知識を評価する有効な1つの手段として用いることができることを示した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2016

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 日本人成人を対象とする栄養知識を評価する調査票の妥当性および信頼性の検討2016

    • 著者名/発表者名
      田中里枝、松本麻衣、近藤明子、池本真二
    • 学会等名
      第63回日本栄養改善学会学術総会
    • 発表場所
      ホテル青森(青森県青森市)
    • 年月日
      2016-09-09

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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