沖縄県久米島の中学生1年生を対象に、栄養教育を実施し身体状況への影響を検証した。年4回の講義後、ワークシートで生徒の理解度を確認し、後日、その結果をフィードバックした。アウトカムは、肥満傾向児の出現率及び血中脂質、食品摂取状況の変化とした。 その結果、朝食の食品の組み合わせについては、「各食品群を万遍なく選択することが必要」と理解した生徒が増えた。肥満傾向児の出現率は、学校全体での減少が見られたが、該当学年での減少は見られなかった。今後は、成長期であることを踏まえた上で、身体状況のさらなる解析が必要と考える。
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