本研究は、精度の高い研究デザインと適切なサンプルサイズの下、自記式質問紙調査による定量的分析と、自由回答からのAGA(Associative Group Analysis)およびインタビュー調査による定質的分析を組み合わせたマルチメソッド法を用い、孤食・共食の「いつ/どこで/誰と食べるか」の種々の場面における食品選択との関連を、環境、生活習慣等背景要因を考慮に入れた上で解明し、不適切な食品選択になりやすいハイリスク要因低減のためのアプローチ法を提唱することを目的としている。 本年度は最終年度として、定量的分析では大学生における孤食の実態解明、特徴に関する分析を進めてきた。その結果、朝食、昼食、夕食のそれぞれの場面における孤食群の特徴が明らかとなった。 朝食においては、孤食は低学年、独り暮らしまたは寮、過食を気にしている者において孤食が認められ、野菜摂取が少なくなることが問題だった。 他方、昼食、夕食に於いては、高学年、生活費が高い者、奨学金受給者で有意に孤食が多かった。また、孤食をしている群は、基本孤食を楽しんでおり、健康意識が高く、外食が多いことも明らかとなった。定質的分析結果と併せて、考察を行い、報告を行って行く予定である。他方、朝食、昼食、夕食とも高い欠食率が認められ、朝食では女性が、昼食、夕食では男性の欠食が多かった。現在論文については、最終的な投稿準備に向け、調整を行っているところである。 本結果については、協力していただいた各機関、各大学の担当者に文書の形で示して報告を行った。
|