研究課題/領域番号 |
26350224
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
山田 洋一 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (50143186)
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研究分担者 |
南 伸昌 宇都宮大学, 教育学部, 教授 (80292572)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 高大連携 / 科学実験 / 実験コンテンツ / マルチメディア化 / ネットワーク |
研究実績の概要 |
28年度は,各実験コンテンツを体系化したプログラムを作成した。 (1)昨年度までの段階で実際に作成したコンテンツを用いて,高大教育連携科学実験講座による実施企画を完成するまでの体系化を図った。このために必要となるモデルプログラムを各種開発した。。 (2)コンピュータ・ネットワークに載せるため,マルチメディア化を推進した。具体的には,高分子化合物の溶媒中の様子,分解反応の進行と生成物の様子,などをアニメーション化し,実験教材としての流通を図るとともに,安全面に配慮した情報提供のあり方を検討した。 なお,昨年度に引き続き選択理科の授業,課外活動などの学校教育の現場で取り扱うことを視野に入れ,施設・設備面での制約や,教員の知識不足による不都合が生じる可能性も検討し,一部は中学校でも実施可能なように代替器具の紹介や,周辺知識の提供,技術指導を含めた形のコンテンツとすべく,指導法を試作し,改善した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初予定どおり,高大教育連携科学実験講座による実施企画を完成するまでの体系化を図れたため。 なお,本研究で作成した科学教育プログラムは,所属大学・学部のWebサイトより公開に向けての準備中である。
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今後の研究の推進方策 |
これまでに開発した理科・化学分野の実験コンテンツを全体として1つのシステム(科学実験講座用テーマ一覧表)に取りまとめるべく,調整する。さらに本学のWebシステムを含めたコンピュータ支援による理科教育用システムとしての体系化を図る。この時期には栃木県総合教育センター及び協力学校と連携して,本システムの実践的な試運用を行い,得られた結果をフィード・バックして実用化をめざす。
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次年度使用額が生じた理由 |
経費を節約したため。
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次年度使用額の使用計画 |
最終年度にあたり,本研究のまとめのため,効率的に使用する。
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