理科カリキュラムの系統性を具体化するために,「鍵教材」と「プロセス・スキル」に注目し,教科書の内容分析等を通して,カリキュラム・マップと科学的な問題解決スキルを開発した。その結果,以下のような知見を得ることができた。①鍵教材を用いると「エネルギー」「粒子」「生命」「地球」の4つの領域を越えた学習内容の有機的なリンクを導ける。②異なる単元の内容を結び付けるときのハブ(中核)となる単元や内容を明らかにすることができる。③「用語」「教具」「観点」「シークエンス」等のリンクの鍵が具体的になる。④スキルの向上という点で学習デザインを考案することが可能になる。
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