研究課題/領域番号 |
26350282
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研究機関 | 目白大学 |
研究代表者 |
内山 千鶴子 目白大学, 保健医療学部, 教授 (70433670)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 言語聴覚士養成教育 / 教育ガイドライン / モデル・コア・カリキュラム |
研究実績の概要 |
① 平成27年度言語聴覚学会における教員交流会で研究代表者らが「言語聴覚士養成教育におけるモデル・コア・カリキュラム」と題し講演した。その後、養成校教員の意見を聴取し、本委員会の案を討議した。また、特別企画で研究協力者らが「言語聴覚士養成教育におけるモデル・コア・カリキュラム委員会の経過報告」と題し講演した。その後、養成校教員の意見を聴取した。 ② 平成27年度全国リハビリテーション学校協会教育研修会のシンポジウムで研究代表者が「言語聴覚士養成教育におけるモデル・コア・カリキュラムの構築」と題して講演した。 ③ 研究代表者らは11月にコロラドで開催されたASHAに参加し、諸外国の教育状況に関する情報を収集した。 ④ 1年間に6回の委員会を開催し、以下のことが決定した。言語聴覚士養成教育ガイドラインは目次を完成させ、執筆者を平成28年8月までに決定する。モデル・コア・カリキュラムにおける専門領域の骨子を慎重に協議を重ね、委員間ではほぼコンセンサスを得たので、臨床実習と専門領域以外のカリキュラムを分担して執筆することが確認され、平成28年5月以降分担者を決め、作成する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の予定では、モデル・コア・カリキュラムの第1次案が完成し、平成28年度にはモデル校にお願いし、第1次案カリキュラムの有効性を検討する予定であった。しかし、モデル・コア・カリキュラムの骨子に時間をかけ慎重に協議したため、厚生労働省が規定する全科目のカリキュラムが完成していない。モデル・コア・カリキュラムの骨子は、言語聴覚学会や全国リハビリテーション学校協会教育研修会で広報し、討論を重ねたため、多くの言語聴覚士、養成校教員の意見を反映させたものとなり、内容的にはより良いものになったと考えている。
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今後の研究の推進方策 |
前々年、前年と1年に6回の委員会で活動していたが、進行が遅いので、全員での活動は6回であるが、役割分担をしそれに従い会議の回数を増やし、決議を進めることした。具体的には研究代表者が副委員長として会の進行をまとめていたが、研究内容が多岐にわたって項目が増えたため、副委員長をさらに増やし、役割を分担した。また、事務処理が円滑に進むように事務局を設定した。 現在、専門領域のコアカリ案が完成しているので、基礎領域と臨床実習領域の分担を決め進める。また、全てのモデル・コア・カリキュラム(案)が完成すると、教育ガイドラインに着手する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
初年度に海外視察を実施する予定であったが、採択通知が4月で、その時点で交通や宿泊の予約が取れなかったため、2年目に行った。そのため、当初予定の2年目の支出が予算より多くかかった。3年目の最終年度の計画の変更はないが、初年度に予定していた海外視察を計画しているので、当初予定していた予算を超過する予定である。
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次年度使用額の使用計画 |
最終年度は予定していた、シンポジウムを取りやめ、モデル・コア・カリキュラムを完成させるため、6回の委員会と4回の副委員長会議を行い、委員の交通費に使用する。 アイルランドで行われる国際音声言語医学会に城間委員と研究代表者の内山が参加するための交通費、宿泊費、参加費に使用する。
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