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2016 年度 実績報告書

言語聴覚士養成教育におけるモデル・コア・カリキュラムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 26350282
研究機関目白大学

研究代表者

内山 千鶴子  目白大学, 保健医療学部, 教授 (70433670)

研究期間 (年度) 2014-04-01 – 2017-03-31
キーワード言語聴覚士 / 養成教育 / 教育ガイドライン / モデル・コア・カリキュラム
研究実績の概要

「研究の目的」現在の言語聴覚士養成教育は厚生労働省の定める言語聴覚士学校養成所指定規則(平成10年制定)で規定されている。この内容は学習すべき科目と単位数の指定しかなく、具体的な教育内容は教員の裁量に任されているため、養成校による教育レベルに差が生じている。その結果、国家試験合格率、臨床実習指導における到達レベルの決定等、養成教育上の問題が生じている。また、社会状況の変化や学生の質の低下など、平成10年に制定された教育内容で対応できているとはいいがたい状況があり見直しが必要である。そのために、教育ガイドラインを設定し教育内容の根本となるモデル・コア・カリキュラム(以下コア・カリ)の作成が必要である。本研究は言語聴覚士養成教育の指針となる教育ガイドラインとコア・カリを作成し、多くの言語聴覚士の意見を反映させて構築することである。
「研究実施計画」研究1年目には計画通り、言語聴覚士養成教育の問題点を明らかにするために、養成校教員と現役の言語聴覚士にアンケートを実施した。その結果、教育ガイドラインに必要な内容を把握できた。研究2年目には予定通り、教育ガイドラインとコア・カリの骨子である教育内容の枠組みを作成し、学会で発表し現役の言語聴覚士の意見を徴収し修正を加えた。研究3年目にはコア・カリの細目を決定し、具体的な教育目標と到達目標を作成する予定であった。しかし、基礎専門領域の科目別教育目標と到達目標が試案どまりで完成まで至らなかった。
平成24年に発足した一般社団法人日本言語聴覚士協会の「言語聴覚士養成教育モデル・コア・カリキュラム」諮問委員会を、平成26年から28年まで3年間でのべ18回開催した。今後、言語聴覚士の意見を反映しつつ、基礎専門領域のコア・カリを完成させ、また、全科目のカリキュラム例を作成し、現実的に実施可能かを検討する必要が課題として残った。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2017 2016

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 言語聴覚士養成教育における臨床実習での学生の意識について2017

    • 著者名/発表者名
      内山千鶴子
    • 雑誌名

      リハビリテーション教育研究

      巻: 22 ページ: 128-129

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 言語聴覚士養成教育ガイドライン・モデル・コア・カリキュラムの作成について―養成校および臨床実習施設を対象とした養成教育実態調査を中心として2016

    • 著者名/発表者名
      内山千鶴子
    • 雑誌名

      リハビリテーション教育研究

      巻: 21 ページ: 38-42

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [雑誌論文] 指定規則・指導要領に対する全国養成校アンケート調査結果報告書(第1報)2016

    • 著者名/発表者名
      黒川幸雄、  内山千鶴子(他5名、2番目)
    • 雑誌名

      リハビリテーション教育研究

      巻: 21 ページ: 1-11

    • 査読あり / 謝辞記載あり
  • [学会発表] 言語聴覚士養成教育における臨床実習での学生の意識について2016

    • 著者名/発表者名
      内山千鶴子
    • 学会等名
      全国リハビリテーション学校協会第29回教育研究大会・教育研修会
    • 発表場所
      香川県民ホール 香川県高松市
    • 年月日
      2016-08-19
  • [学会発表] 「言語聴覚士養成教育ガイドライン・モデル・コア・カリキュラム」の作成について(2)2016

    • 著者名/発表者名
      内山千鶴子、鈴木真生
    • 学会等名
      第17回日本言語聴覚学会
    • 発表場所
      京都市勧業館みやこめっせ 京都府京都市
    • 年月日
      2016-06-10

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公開日: 2018-01-16  

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