平成28年度は、夜盲支援カメラとして、遠赤外線カメラと高感度カメラを用いて実験を行った。また、QDレーザー社からお借りしたEyewearでも実験を行った。レーザー光を用いたEyewearのめがねは夜盲対策としては少し効果があったが、決定的な効果は出なかった。 それに対し、遠赤外線カメラは暗いところでも温度がある物体(人間や生き物、車など)は発見でき、屋外でも効果が実証された。高感度カメラは、屋内でも屋外でも1Luxであっても、物体が確認できた。実際の夜盲を持つ人で実験をしたところ、たいへんよいカメラとの評価を受けた。 実用化に向けての問題は、カメラが大きいことである。このカメラが小さくなれば、夜盲支援のカメラは実用化に向かうと思われる。
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