プログラミングの技能評価は総合点のみで行われるのが現状である。そのため、学習者各人はそれぞれの技術要素に対する到達水準が不明確である.その結果,成熟的学習活動が困難な層が生じる。そこで本研究では、プログラミングが学習経験に強く関係する暗黙的思考技能である点に着目する.そして,蓄積経験が強く反映される眼球運動を分析し、成熟的学習活動を可能とするスキル標準の構築を目的とする。まず、プログラミングの技術要素を明確化し、各要素の習熟度を評価するための学習教材と判定試験,Webシステムを開発する。これらを用いて学習者の理解度を定量化する.このデータを基に、技術要素や学習者の習熟度ごとの教示法を構築する。
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