建築構造に関する教育は、専門性や理解度などの点で十分と言えない。そこで、本研究は、建築構造に関する専門性の高い知識を習得することを目的とした、新しい教育方法を開発する。はじめに、これまで行ってきた既往の曲げ・せん断実験結果について、応力と発光量の関係を詳細に検討した。次に、応力発光材料を模擬鉄筋に用いたRC梁模擬試験体の応力発光状況を検討した。更に、実構造材料であるモルタルを基材とした試験体の発光状況を検討した。最後に、自由な形状を作成できる3Dプリンタを使用した試験体の発光状況により応力分布の可視化が可能であるかを考察した。
|