研究課題
本年度は,本研究のアプローチの確立を目的に,調査・検討およびモデル開発を行った。まず,国内外の研究や実践を調査し,本研究の知的アプローチとして活かせるものを抽出した。また,最新のLearning Analyticsに関する研究,eラーニングとeポートフォリオの研究・実用や標準化技術,についての動向調査,データ収集も並行して行った。次に,先の調査をもとに,本研究が開発を目指す各サブシステムに搭載する知的アプローチの支援モデルを開発を行った。モデル開発過程においては,ネット上に設置した会議室とEメールを組み合わせ,適宜全員でレビューを継続的に実施した。
2: おおむね順調に進展している
本研究では,(a)児童生徒の学び合い支援システム, (b)児童生徒の学びのプロセスと成長を見える化するシステム,(c)家庭と学校が連携する教育コミュニティ形成システム,(d)ビッグデータ対応eポートフォリオ知的データベース,をサブシステムとする統合システムを開発する予定であるが,その各サブシステムの支援モデルについての検討および開発をおおむね終えることができた。今後、統合システムとしてどのように各システムを連携させるべきかが課題である。
研究計画に則り,システム開発へと進めて行く予定である。しかし,統合システムとしてのどのような形に収束させるかは更なる議論が必要であるため,サブシステムごとに独立して開発していく予定である。
2015年4月の国際会議(gLearn2015)に論文が採択され発表予定のため、そのための旅費や参加費として予算を確保した。
2015年4月の国際会議(gLearn2015)の旅費と参加費、および、継続する研究にかかる物品費等のために使用する。
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 2件) 図書 (1件)
Proceedings of Society for Information Technology & Teacher Education International Conference 2015
巻: SITE2015 ページ: 1610-1617
美術教育のポートフォリオ
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Proc. 7th International Conference of Education, Research and Innovation
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日本教育工学会研究報告集
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巻: JSET14-4 ページ: 7-14