研究課題
本研究課題では,学びの全ての記録や成果物をe ポートフォリオとして蓄積した学習記録データに対し,Learning Analytics等の分析・可視化技術を駆使することで,児童生徒,教師,保護者の三者をつなぎ,協働の学びの場を継続的に提供し,児童生徒の成長とその成果を見える化するe ポートフォリオシステムを開発した。開発したシステムは,(a)児童生徒の学び合い支援システム,(b)児童生徒の学びのプロセスと成長を見える化するシステム,(c)家庭と学校が連携する教育コミュニティ形成システム,(d)ビッグデータ対応eポートフォリオ知的データベース,に対応するサブシステムから構成され,それらを統合することで一つのeポートフォリオ・システムとした。これらサブシステム群からなるeポートフォリオ・システムは,関連の強いサブシステム群ごとに実証検証が行われた。その結果,開発システムは,児童生徒,教師,保護者の三者をつなぎ,協働の学びを継続的に支援すること,また,学習成果を見える化することの有効性が示された。さらに,本年度は,(a)~(c)のサブシステムの機能の有効性を向上させるために,学習者同士の相互評価や,学習者自身による自己評価の効果的な方法,さらに,アクティブ・ラーニングの学習評価法を検討し,システム上での評価を行うことで,その有効性についても明らかにした。
すべて 2017 2016
すべて 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 2件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 9件、 謝辞記載あり 5件) 学会発表 (7件) (うち招待講演 2件) 図書 (1件)
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