本研究の目的は,乳幼児のスマートフォン/タブレットゲームが心身の発達や生活習慣への影響を明らかにすることである。乳幼児から小学3年生までの保護者,小学4年生から中学生までの児童・生徒の931名に対して質問紙調査を行った。 その結果, 2~5歳児の4割以上がスマートフォン/タブレットゲームで遊んでおり,デジタルメディアへの依存傾向がみられる子どももいた。スマートフォン/タブレットゲームの使用時間は性別,月齢,生活習慣,操作性,保護者のメディア使用との関連がみられた。パネル調査の結果,スマートフォン/タブレットゲームの使用時間とその効果や悪影響,依存傾向,操作性との因果関係が明らかになった。
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