研究課題/領域番号 |
26350332
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
安西 弥生 九州大学, 附属図書館, 准教授 (70202778)
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研究分担者 |
赤堀 侃司 白鴎大学, 教育学部, 教授 (80143626)
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研究期間 (年度) |
2014-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 大規模公開オンライン講座 / 英語教育 / オープン・エデュケーション / 自己効力 / コミュニケーション意欲 / 遠隔教育 / e-ラーニング |
研究実績の概要 |
平成25年度を3年計画の第一段階と位置づけ、以下の活動を行った。
(1)研究代表者と研究分担者は、定期的な研究打ち合わせを行い、研究方法、研究結果について討論を行った。(2)評価ツール開発、授業設計等のため、大規模公開オンライン講座、ICT利用の教育、英語教育の最新の文献調査を行った。また関連の学会や研究会に積極的に参加し情報収集を行った。 (3)評価ツール開発のためにアンケート項目を精査し、アンケートを作成した。 (4)実験室環境でパイロットテストを行った。参加者は、都内大学生で、大規模公開オンライン講座を利用した授業を設計、実践を行い、効果検証を行った。(5)パイロット・テストの結果を反映させ、本研究の最終版の「評価ツール」の開発を行うために、本実験のアンケートを実施した。アンケート実施は、研究協力者(三国由美子先生、花岡民子先生、嶋川洋一先生、上原史子先生)4名の大学英語教員が行った。(6)研究の成果は、「平成26年度科研研究の成果発表」を白鴎大学、また国際学会the Society for Information Technology and Teacher Education (SITE)や日本教育工学会全国大会等で発表を行い、成果の公表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
1.研究代表者と研究分担者が、定期的に研究課題について討論をし、成果が上がったため 2.研究協力者の積極的な研究支援が得られたため
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今後の研究の推進方策 |
平成27年度は (1)最新の文献と情報の収集と分析(2)26年度に行ったアンケート結果を分析し、大規模公開オンライン講座の「評価ツール」を開発する。(3)大規模公開オンライン講座を使った英語教育の授業設計をする。(4)実験室環境で、開発した評価ツールを用いて、大規模公開オンライン講座を利用した英語授業の効果測定を行う、(5)次年度、大規模公開オンライン講座を授業実践するために、授業設計を行う。(6)研究成果を国内外の学会で発表をする。
平成28年度は、授業実践での効果測定に焦点をあてる。 (1)最新の文献と情報の収集と分析(2)大学の英語授業で、授業設計に基づき、実践を行う。(3)開発した評価ツールを使い、日本人英語学習者の学習経験を評価する。(4)平成26年度から27年度までの結果をまとめ、教授方略を提案する。(5)研究成果を国内外の学会で公表する。
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次年度使用額が生じた理由 |
国際学会での発表が研究計画よりも少なかった。
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次年度使用額の使用計画 |
次年度は、研究協力者(米国)との打ち合わせ、情報収集、国際学会、デジタル機器、英語力測定費用、分析ソフト等の購入等を予定している。
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