本研究は、仕事を持つ子育て期の女性(小学校就学前の子供を持つ女性)の中長期的なキャリア形成を支援するプログラムを開発し、実践と評価を行うものである。このため、仕事を持つ子育て期の女性20名に対し、女性自身が仕事と家庭との相互充実を図りながら将来の自己像を構築するためのワークショップを開発し、その効果を評価した。ワークショップではDigital Story Telling(DST)を用い、子育て期の女性が未来の子どもに向けて自己の仕事と家庭について語る物語を作成することで、新たな自己像構築のための支援を行った。その結果、参加した女性たちには自己像が明確化する傾向が見られた。
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