本研究では、インターネット上に、若者のコミュニケーションの重要な手段の一つとなっているSNSを利用した、学習者が互いに学び合う「英語のコミュニティ」を構築し、そこで展開される参加者の英語そのものとコミュニティへの参加意欲を分析した。その結果、英語については、初級者は相手をあまり意識せずにすでに習った英語を使って自分なりの表現を生み出そうとするが、中級へと進むにしがたい、相手の発言内容を意識した表現ができることが分かった。また、コミュニティへの参加意欲は英語力とは相関が少なく、むしろ議論するトピックへの興味が大いに影響することが分かった。
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