神経発達症群(発達障害)のある子どもたちに対する気づきと支援について、各国でさまざまな提案や実践が見られる。本研究では、スウェーデンの医学理論と医療、保健、保育、教育との相互作用に着目した。C. Gillbergが提案したESSENCEに関わる研究論文から、幼児では診断よりも子どものニーズに合った支援を提供する重要性を示した。並行して、スウェーデンの保育・教育、保健・医療施設における調査(参与観察および専門職へのインタビュー)を行い、ESSENCE理論との連環について検討を行った。これらの結果から、日本における活用を考慮している。
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