研究課題
基盤研究(C)
日本における行政と市民との協働による文化財政策を考えていくと、一方の当事者である文化財支援団体が極めて脆弱な財政基盤の上に成り立っている組織で、当該文化財への関わり方に継続性や行政との協働という点で多くの課題を抱えている状況を明らかにした。英国との比較においては国情や制度の違いもあるが、文化財支援団体のあり方や文化遺産保護の手法について理解ができ、文化財政策を展開する上での示唆を得ることができた。本研究を通して、市民協働の文化財政策を実現していく上での課題を提示することができた。
文化財政策学